今ごろかヨ！！
法務省は、受刑者に対する矯正教育には、現在、性犯罪や薬物、暴力団からの離脱など、罪種や犯罪に至った背景に応じた「処遇類型別指導」（プログラム）が用意されているが、参加は任意で、参加者も受刑者の一部に限られている。そのため受刑者の参加を義務付ける。（読売）
エ～～～ッ？。拘置所っていうのは、罪を償いかつ更正に向けての教育を受けているものとばっかり思っていましたよ。今の今まで。その矯正教育への参加が任意だなんてどういうこと？。
今話題の「性犯罪の再犯率が高い」ことから、出所後の住所も警察には知らせる、という方向で検討されている。性犯罪に関しては再犯率も高いし、凶暴化するという専門家の指摘もある。そんな危険な「犯罪者」に矯正教育も施さず、刑期を終えて、服役中の態度がよろしいからと、ホイホイと出所させていた等ということは、法務省の重大なる落ち度だ。
もう少し自分の省の役割と責務を自覚して戴きたい。さもなくても、日本の治安は悪化している、というのに。しっかりしてくれよ！！。
刑務所では、これまで受刑者に対して様々な労働・収益が義務として課せられるとともに、社会復帰のための授業などは行われてきたわけですが、精神的なケアとか教育用のプログラムがなされてこなかったと言うことですよね。
従来のような「お金がほしくて」「ご飯が食べられなくて」といった、比較的具体的な目的の犯罪が鳴りを潜め、その代わりに「何となくムカムカして」「人が死ぬところを見たかった」といった、客観的にその目的が明確でない犯罪が、ここ最近、特に多くなってきました。
ですが、神戸連続児童殺傷事件などの犯人に対する当局の対応を見ていても、犯罪者のケアについては「私たちの管轄ではない」と言った態度が見え隠れしていました。
その結果、性犯罪や若年層の犯罪者の再犯率を上げてしまうことになったのは否めないと思います。
kazさんのブログにも同様の意見を書き込ませていただきましたが、刑の厳罰化だけでは犯罪増加を防ぐことは、もはやできないと思っています。
再教育の一環として、重犯罪を犯した人間については、刑期終了後いきなり社会に解放するのではなく、一般社会を模した特別管轄地域で一定期間社会生活が本当に営めるかどうかなどをチェックした後、徐々に一般社会に慣れさせるという手法も必要ではないかと考えます。
by kyao (2005-01-17 09:57)
貴重なご意見ありがとうございます。
前から、犯罪者の人権ばかりが守られて、
被害者の人権がないがしろにされている、と
問題になっています。つい、最近奈良の小1
の女の子を誘拐し、殺害した容疑者も、反省の
態度は全くみせないどころか、薄ら笑いさえ
浮かべているという。幼いときに母親を亡くしてから
性格が変わったなどという報道はあるが、殺された
家族にとってはたまったものではない。再犯の防止に
戦力をそそいだもらいたいものです。
by kobakoba (2005-01-17 10:51)
幼いときに肉親を亡くす人はたくさんいますよね。そうでなくともこんな世の中です。バブル景気からこっち、普通でない生活をする人や次々に不幸に見舞われる人はたくさんいらっしゃると思います。ですが、それでも立派に生活している人だってたくさんいます。どんな生活環境であったかというのは、その人が犯罪に走る理由にはならないですよね。
死刑＝被害者の慰みにはならないと思いますが、その理由如何には依るものの、誰かを殺傷せしめるという行為については、それなりの責任をきちんと担わせるべきだと思っています。心神耗弱とかいう理由で無罪・減刑になるというケースが多く見られますが、それでは被害者の守られるべき人権はどうなってしまうのでしょう？？
こうした異常犯罪者の場合、死の寸前にならなければ、（自らのものも含めて）命の大切さに気付くことはないのかもしれません。ならば、教育制度も含めて、生涯を施設の中で過ごさせるという選択肢もあってしかるべきでないかと私は思います。
by kyao (2005-01-17 13:37)
kyaoさんへ、ありがとうございます。
全く更正の道を閉ざすのも考え物ですが、
「性犯罪者」のように統計的に「再犯率が高く」かつ
「凶暴性が高くなる」ような場合で、過去には「12回」
犯罪を繰り返した「異常者」には、更正など到底
考えにくい。そのためにイギリスなどが早くから
出所者の住所を教えて、住民に注意を促して来たのでしょう。
被害が拡大しないうちに、一定のところで、死刑かそれに
準ずる対応をして戴きたいですね。ご意見に同感です。
by kobakoba (2005-01-17 16:51)