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菊池寛 若い女性に 恋をして [映画観想だ]

連日地震騒動が続いていますし余震や新たな地震が発生したりして日本列島全体が揺れ
続けている 国民にとっては非常事態だが管総理にとっては追求が一まず止んでヤレヤレ
という所だろう 被災地を訪問したり慰問したりしていれば点数は稼げるし報道もされて絶
好の機会となった 悪運の強い人だ

◎ 「丘を越えて」 西田敏行  池脇千鶴  西島秀俊  余 貴美子
 下町の竜泉寺町で母子家庭で育った洋子は学校を卒業したばかりの娘 友人が雑誌社で
 人を募集して社長はモダンガールが好きなので髪型や服装も西洋風にして行くように教えら
 れ母にねだってお金を貰い髪型や服装、帽子も着物から買えてモダンガールに変身した
 面接に行ったのは文藝春秋社で社長は作家でもある菊池寛だった 最初に会った編集長は
 会社は不景気で大勢の社員を解雇したばかりで社員を採用する余裕は無いと葉子に言う
 葉子がしかしと粘っているとよれよれの着物を着た菊池寛が外出先から戻ってきて二人の
 会話を聞いていたが葉子を気に入り会社では採用できないが私が個人的に秘書として採用
 するとし 懐からしわくちゃの紙幣を取り出し給料の前払いだと葉子に渡す
 翌日から社長室に秘書用の机と椅子が用意されそこで葉子は社長の菊池寛と二人だけで
 過ごすことになった 菊池寛は女好きで沢山の女を囲っているという噂が社内にあった ある
 日朝鮮の著名な名家の子供で長身で美男子でドンファンで女性をとっかえひっかえ付き合っ
 ている馬海松という社員がいた 馬は葉子に興味を持ったが葉子は相手にしない 葉子は
 菊池が誘ってくれる一流レストランでの食事をしたりダンスをしたりしているうちに 葉子より
 菊池の方が葉子に恋してしまう 父と娘くらいの年齢差がある 葉子も段々菊池が好きになり
 恋人のようになるが 同時に馬にも興味を示すようになりそしてそれはやがて愛に変わって
 葉子は二人の男を愛することになった
 馬は新しく刊行した雑誌の編集長に抜擢されるが企画が失敗し雑誌は売れず休刊となる
 馬は責任を取り会社を辞めて朝鮮に帰ると言い出す 菊池は葉子の気持ちを察して馬の後を
 追えと気持ちを鬼にして言う その言葉で葉子は馬を追ってアパートに行き一緒に朝鮮に連れ
 て行ってくれと言うが 馬は朝鮮の名家の家に朝鮮語が話せない嫁が来たら親類一族がどん
 な扱いをするかあなたは知らない 朝鮮の名家では一族に馴染まない行いをすると殺してしま
 う程 名家の一族を守る意識がものすごく強いからだ それを聞いて葉子は朝鮮行きをあきら
 め日本に戻ってくるまで待ち続けるとも言うが 馬は朝鮮に骨を埋めるつもりで行くから日本
 には二度と戻らないと言い葉子は馬を諦めざるを得なかった 葉子の家で気落ちした菊池と
 葉子の母が酒を酌み交わしていて 菊池は戻ってきた葉子に大喜びするのだった

というお話 原作は直木賞を受賞した「こころの王国」だという これが実話に基づくなのかどう
かは分からないが 本当だったら面白いと思うけど 因みに菊池が囲っているという女たちは
恵まれない事情を抱えた女たちで菊池が同情して面倒をみているのだった 社員も入社時に
嘘を言ったり不遇の者たちを採用したという  
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