SSブログ

無理やりに 受験させても 意味がない [ニュース・記事]

朝日新聞によると
「出世より自分の時間大切」名古屋市の昇任試験が閑古鳥
名古屋市役所の係長の昇任試験を受ける職員が減り続けている。98年度に1357人いた「行政事務」分野の受験者数は、07年度には522人と、ほぼ3分の1に落ち込んだ。出世より、自分の時間を優先する生活スタイルの変化が大きな理由と市はみている。
「昇任試験のための受験勉強より、子どもとの時間を持ちたい」  ある管理職は部下に係長試験の受験を勧めたところ、こう断られた。  33歳の女性職員は30歳のときに試験に挑んだが、合格せず、最近は受けていない。「仕事が広がると思って受けたが、自分は人を使うのが向いていない。勉強を続けて苦労して受けるより、いまの仕事で十分」
課長以上には月8万~15万円ほどの管理職手当がつく。市の給与モデルだと、50歳の管理職は年収に手当を加えると1086万円。役職がないと約340万円下がる。 名古屋市の場合、唯一ある昇任試験が係長試験で、それに合格しないと管理職の課長以上にはなれない。だが、受験者数は減り続ける一方だ。  専門職などを除く行政事務分野の合格者数はこの10年、100人程度を維持しているが、98年度に11.9倍だった合格倍率は07年度は5.1倍と大きく下がった。
通常は1年ほどかけて試験に備え、グループを作って勉強会をする職員もいる。受験が敬遠されがちなのは、こうしたわずらわしさに加え、係長になると、課の責任窓口として携帯電話で夜も呼び出されることもあるからだ。  50歳代のある幹部は「最近の若手は責任を負わなければいけないということにばかり目がいくのかもしれない」とこぼす。
市が懸念するのは、市全体を引っ張ろうという職員と、それ以外とで二極化してしまうと組織力が落ちるのではないか、という点だ。 市は試験勉強を通じ、所属する課の専門知識だけではなく市全体を見渡す視点を磨く機会にしたいと考えている。そのため、筆記に「市政のあり方についてどう考えるか」といった問題意識を問う論述問題を設けている。
歯止めをかけようと、試験を受けられる年次を05年度には2年引き下げたが、状況は変わらなかった。年に1度の職員面接の際に、上司が部下に試験を受けるよう促す「声かけ運動」も始めたが、打開策は見つかっていない。
という記事である

昇進を望まないのは 何も市の職員ばかりではない
民間企業も出世を望まない若い社員が増加している
つまり世代に共通していることだ
いわゆる価値観の多様で
自分の人生における重要性の順位が 中高年世代とはまるで違うということだ
以前のように人を蹴落としても出世して 高給をもらい
家を持ち 車を買い 外国旅行する などというのは
今の若い世代にはない
家は買わなくても親から譲られればいいし
税金のかたまりで ガソリンが高騰しいる今 若い人は車を買わない
そして若い世代は外国旅行をそんなにしたがらない
金太郎飴を切ったような 横一線の望みなどない
”自分自分らしく 自分と家族の時間を大切にし そのためには別に出世はしなくていい”
というのが 若い世代の考え方のようだ
第一 係長 課長 部長 が魅力ある職業には見えないのだろう

それはそれでいいのではないか
受験のために勉強させて 市政に対する考えを学んでほしい
というのが市の考え というか 希望のようだが
昇進して責任を取り 自分の時間を割いて仕事をする
などというのは ご免蒙りたい と考えている職員に
無理やり受験させても 意味がない
ほんとうに市政に関わり 市民のために働こう という職員は
黙っていても勉強もし 受験するだろう
市は二極化を恐れるというが 遅かれ早かれ二極化する
昇進試験を受験する人数など 気にすることはない
どこの組織でも同じことが言える

10557428.gif←ポチッと押して下さい




無料で最大8枚までCD、DVDがレンタルできます!

ホテル・旅館のご予約は「赤い風船」の宿泊予約検索へ<日本旅行>

産地直送で日本の旬をお届け!JAタウン。

nice!(6)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 6

コメント 7

kobakoba

どやじさん ナイスありがとうございます 毎日のご訪問ありがとうございます
by kobakoba (2008-07-16 17:41) 

kobakoba

omutuさん ナイスありがとうございます

by kobakoba (2008-07-16 20:59) 

ゼブラネクタイ

無理強いする事はないが、
現状を良くしようとする努力は大切だと思いますけどね
 出世のためだけの試験だからそういう考えに
陥るのかも知れません。
 能力主義が公務員には欠如しているとしか・・・。
 
by ゼブラネクタイ (2008-07-17 00:40) 

kobakoba

ゼブラネクタイさん  コメントとナイスありがとうございます ゼブラネクタイさんの地元ですものね

masayukさん ナイスありがとうございます


by kobakoba (2008-07-17 07:09) 

sirokuma

kobakobaさんの意見が的を射すぎていて絶句です。
by sirokuma (2008-07-17 18:48) 

ゆっち

公務員時代は私にとっては若い頃だったので、価値観が今の人達とは違うのかも知れませんが、受ける気はありませんでした。
でも、強制で二度受けました。まぁ~自動車免許の難しい版って感じ?日頃の勤務ぶりは、ほとんど考慮されない。そのせいか、「プロ」と呼ばれる人が「どうして?」と思うような階級のままだったり・・・。
階級にもっと魅力を盛り込められたらいいのかなぁ?て思います。
by ゆっち (2008-07-18 00:55) 

kobakoba

sirokuma さん  コメントとナイスありがとうございます

ゆっちさん  コメントとナイスありがとうございます タイトルは忘れましたが ”半落ち” で有名な横山さんの本に 警察内部の人事に関する小説がありました 横山さんは地方新聞社勤務時代の経験を題材にしているようで 警察内部の事情が知れて面白かったです タイトルを調べてお知らせします
by kobakoba (2008-07-18 14:31) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。