投票所 記入台は 満席だ

朝７時に家を出て投票所に向かった
行きすがら　既に投票を終えた多くの人たちとすれ違った
投票所について驚いた
投票用紙の記入台が　満席なのだ
投票所の受付の人や　監視員がびっくりしたような顔をして
次々と投票に訪れる人々を見ていた
投票を終えて帰る際にも　投票所に向かう多くの人々とすれ違った
中高年の人々が圧倒的に多い　将来が不安なのだろう
私は一度も選挙を棄権したことがないが
このような光景は始めてである
いかに今回の参院選に関心が高いかが良く分かる

毎日新聞によれば
総務省は参院選投票日の２日前２７日現在の
期日前投票者数が８８１万９０９１人に上ったとの集計結果を発表した
前回０４年の参院選の同時期と比べて５２．９％増で
前回の期日前投票総数の７１７万１３９０人を上回り
有権者の高い関心を裏付けた
最終的には１０００万票を超え　投票総数の２０％台に乗る可能性が高い
増加の要因について　総務省選挙部は
「夏休みで早めに投票を済ませようとする人が多かったのと
　期日前投票制度が広く知られるようになった影響ではないか」　と分析している
との記事である（抜粋）

増加の要因は総務省の分析が一因にあるかもしれないが
何と言っても不手際続きの　安倍内閣への不信感の表れである
各新聞社の分析によれば
かつては自民党の集票基盤であった地域１人区が苦戦しているという
大企業優先で　忘れかけた農民、漁民が怒りの反発である
さもなくても日本は食糧の自給率が５０％程度で
怪しげな中国からの食料品に頼っている現状だ
農村部の破壊は自然破壊にもつながる
ようするに日本の未来をどうするか　というビジョンが無いからこうなる
自民党が反旗を翻されても文句は言えない
日本の富の８割は　３割の富裕層が独占している
残りの２割を７割の国民が取り合っている
これでは生活保護世帯が増加し
プアワーカーが増加するのは当たり前である
こうした政策を続けてきたのは
小泉アメリカポチであり　後継者の安倍総理だ
安倍総理はテレビＣＭで　「成長を実感できるように」　を連呼しているが
それならば　どうして企業は減税し　国民には増税を押し付けたのか
年金問題が取り上げられた当時　「５０００万件と騒ぎすぎだ」　と国会で答弁しておきながら
選挙の争点が年金問題が第一と知ると　慌てて処理に躍起になったが
それすらも全然処理が始まっていないにも　関らず
「１２月からは年金納付記録を配布します」　と嘘を平気で垂れ流す
こんな恥知らずな安倍政権では　日本の将来は危うい
国民の参院選への関心が高まるのは当然なのだ
期日前投票が特定の党の　「やらせ」　でないことを祈ります

祈るのみ　開票結果が　自公の敗を